夜泣きは当たり前

夜泣きは当たり前

双子が7カ月を過ぎたころ、まだまだ日中は休む暇なんて
ありませんでした。

 

それでも夜中の授乳が減ってきて、ようやくまとまった
睡眠時間をとれると思っていた矢先、娘の夜泣きが
はじまりました。

 

幸いなことに息子のほうは朝まで寝てくれるタイプ
だったので助かりました。

 

きょうだい二人とも夜泣きしてしまうご家庭もあるかと
思いますが、もしそうだったとしたら、本当にお手上げでした。

 

夜泣きの対処法として「深夜のドライブ」や
「テレビの音を聞かせる」「おっぱいをあげる」などありますが、
どれも無理でした。

 

疲れ切った母親が夜中の運転なんて絶対無理だし、
テレビの音も泣きやまないどころかもう一人の赤ちゃんが
起きないか心配でヒヤヒヤ、おっぱいも抱っこしながらあげて
一時泣きやみますが、結局すぐ泣きましたし、抱っこしながらの
授乳も体が疲れます。

 

一時的なものだから仕方ないと何度も頭で思いましたが、
夜中乗り切っても日中休めないことが本当に大変でした。

 

夜泣きの対処法になったものはなく、親が倒れないギリギリの
ラインで何とか生活していました。

 

1歳を過ぎ、夜泣きが終わったころ、ちょうどテレビで
「赤ちゃんの泣き声にイライラしたり不快に思うのは親なら当たり前のこと、
赤ちゃんを心配することで親はお世話をする。
心配させない赤ちゃんなら親は注意を向けず死んでしまうかもしれない」
という言葉を聞きました。

 

夜泣きでつらかった時期、泣いている原因が分かれば気も楽でしたが、
原因も分からずイライラしてしまい、やりきれなくて赤ちゃんをこのまま
布団に落としてしまいたいと思ったこともありました。

 

そのたびに罪悪感で、そして赤ちゃんも泣きやまない。

 

本当につらかったのですが

 

「赤ちゃんは原因が無くても泣いて当たり前、親が不快に思うのも当たり前」

 

当時、そう思えていたら少しは気持ちが楽だったのかもしれません。

 

長野県在住 子供二人 4歳の男の子と女の子 双子のママ

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