たくさん抱っこ

たくさん抱っこ

生まれた時から抱っこちゃんの泣き虫だった娘。

 

出産後、退院する前から昼夜問わず抱っこ
していました。

 

産後1ヶ月が過ぎ、朝まで寝るようになったと思ったのも
束の間、今度は原因不明の夜泣きが始まりました。

 

うちの場合は、夜泣きと言うよりは、抱っこしていないと
常に泣いているという感じでした。

 

私が抱っこすると泣き止み、布団におろすとまた泣き始め。

 

腱鞘炎と寝不足で意識朦朧としながらも常に抱っこ
していました。

 

夜中も抱っこしていないと寝ないので、抱っこしたまま
壁に寄りかかって休んだり、一晩中ソファに座っていたことも
ありました。

 

もう気力だけで生きていた感じでしたが、生後4ヶ月頃、
もう何もかも嫌になり逃げ出したいと思ったことがありました。

 

母も主人もさすがに心配して、抱っこをかわると言ってくれたり、
母乳からミルクにかえて少し休んだらと言われましたが、
何しろ私以外の抱っこだと大泣きするのでどうしようもなく。

 

何故私以外だと泣くのか考え、ママの匂いじゃないかと
言うことになりました。

 

そこで、パパが私のXSサイズのパジャマを着てママに
なりきって抱っこしてみました。

 

すると、一瞬泣き止みしばらくパパの抱っこでウトウト
していました。

 

結果的には効果はあまりありませんでしたが、その時の
写真を見るといつも笑ってしまいます。

 

赤ちゃんの時は、もう私死んでしまうのではないか、
精神が崩壊してしまうのではないかと絶望した日も
ありましたが、今思うとあーこんなこともあったなーと
写真を見ながら懐かしく感じます。

 

夜泣きに悩んでいた時は、先輩ママ達の記事などで、
「今だけ。明けない夜はないし、すぐに大きくなってしまうから、
たくさん抱っこしてあげて」という言葉をよく見かけました。

 

それを信じ、辛かったけどたくさん抱っこしてあげられました。

 

赤ちゃんの時にもっと抱っこしてあげれば良かったと言う
ママはとても多いですが、私はこの時代があったおかげで
後悔を感じることはありませんでした。

 

夜も寝ず、まわりからは母乳を頑張れと言われ、ベビーカーの
日は電車では小さくなって乗り、家事も育児もやり、24時間
365日休みなしのお母さんはすごいんです。

 

そうやって母親は知らぬ間にどんどん成長しているんです。

 

そしてその頑張っている姿を、赤ちゃんはちゃんと見ています。

 

だから子供はママが大好きなんです。

 

そして大好きなママの側にいたいから泣くんだと思います。

 

東京都在住 子供一人 2歳の女の子のママ

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